
ぎっくり腰 とは、不意な動作によって突然発症する腰の激しい痛みのことで、「急性腰痛」といいます。
ぎっくり腰は、腰が「ギクッ」と鳴って痛くなったという方もいるように発症時に自覚症状があることが多いです。その時点では大丈夫でも数時間経過すると痛みが強くなることもあるので注意が必要です。
腰に急激な負荷がかかることで、腰周囲の筋肉が損傷したり関節に炎症が起こることが原因です。
ぎっくり腰を経験した人で1年以内に約25%の患者さんが再発すると言われています。
原因は様々です。
ぎっくり腰の原因
・姿勢の悪さ
・腰の筋肉や腱、靭帯の損傷
・腰椎ヘルニア
・骨そしょう症による圧迫骨折
・慢性腰痛の悪化
などが考えられます。しかし原因がはっきりしない場合もあります。
現代人は日ごろから運動が不足しています。そのため背骨の筋肉が低下して姿勢が悪いなど、ちょっとした負担でも背中周辺の組織が損傷してしまいます。
ぎっくり腰になり易い行動をご紹介します。
ぎっくり腰になりやすい行為
・前かがみでの洗顔
・前かがみで物を持ち上げる
・ベッドから起き上がる
・くしゃみ、咳
・急に体を捻る行為
・足を踏み外す
などですので注意しましょう。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状の特徴は、安静にじっとしていると痛みが軽減するが、体を動かすと痛みが発生します。
立ち上がった状態だと痛みが軽減するので座るより立っている方が楽ということもあります。
痛みを感じる行為
・立ち上がる、しゃがむ
・寝返り
・片足立ち
・前かがみ
床から立ち上がる際は、特に強い痛みがあるので立ち上がり方に工夫が必要です。
ぎっくり腰 の対処
ぎっくり腰は激しい痛みがあるため、このまま治らないのではないかと不安になりますが、1カ月以内で自然治癒することがほとんどです。
痛みの強い場合は、2、3日安静し、それ以降は痛みがあってもできるだけ日常生活を送るようにしましょう。あまり安静し過ぎると筋肉が細くなり回復するのに時間がかかってしまいます。
痛みが軽い場合は、通常に日常生活を過ごしましょう。
ぎっくり腰による腰の痛みは治ったが、お尻周辺に痛みが出てくる方もいますので注意が必要です。
また、25%の方がぎっくり腰を再発症しますので、痛みが無くなった後の体のメンテナンスが必要になります。
1日でも早くぎっくり腰を回復したい方、ぎっくり腰でお悩みの方は、当院にお気軽にご相談ください。
慢性腰痛でお悩みの方はこちら
ひろ整体院では自由診療でオーダーメイド施術を行っておりますので、そちらもよろしくお願いします。