膝痛

北浦和 膝痛

膝痛 の多くは、高齢や体重増加が原因と言われています。

50歳以上で「立ち上がり」、「歩き出し」、「動き始め」に膝の痛みを感じる場合は、変形性膝関節症の可能性があると言われています。変形性膝関節症は膝の骨がすり減ってしまう病気ですが、骨のすり減りと痛みは余り関係がないと最近分かってきました。つまり、骨がすり減っているから膝が痛むのではなく、周辺筋肉や靭帯、膝蓋骨脂肪体に問題があって痛みを感じています。

変形性膝関節症と診断されたからと言って諦めるのはまだ早いかもしれません。

さらに膝の痛みを我慢して歩いていると姿勢が悪くなり、今度は腰痛も発生しやすくなりますので注意が必要です。

 

膝の痛み が出る部分と症状名

 膝に痛みを感じる部分と膝の病気をチェックしてみましょう。

ひざの内側が痛い

変形性膝関節症 

50代以上で、なおかつ、歩き出し、立ち上がりの際に痛みを感じる場合は、変形性膝関節症の可能性があります。変形性膝関節症は、軟骨のすり減りによって関節内に炎症が生じる症状です。

鵞足炎(がそくえん)

鵞足とは、膝の内側にある「縫工筋」「半腱様筋」「薄筋」という3種類の筋肉と脛骨をつないでいる部分の事を指します。この鵞足が炎症を起こしている状態を鵞足炎と言い、膝の曲げ伸ばしやひねる動作で生じる摩擦が原因で起こります。
陸上競技やサッカー、水泳などのスポーツで鵞足に過度な負荷がかかることがきっかけで発症することが多いです。

内側半月板損傷

半月板とは、大腿骨と脛骨の間に存在する軟骨の一種で、衝撃を吸収するクッションの役割を担っています。内側と外側にそれぞれ存在していますが、その内側半月板を損傷することで、膝の内側に痛みを生じることがあります。

膝の外側が痛い

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

腸脛靭帯炎は、ランニングや自転車(ロードバイク)をする方に多く、別名「ランナー膝」とも呼ばれます。
腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)とは、太ももから脛上部までの外側に位置する靭帯です。ランニングや自転車に乗るときの動作では、膝の外側にある骨の出っ張りである大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)の上を、この腸脛靭帯が前後に動きます。このときの骨と靭帯の摩擦によって、部分的に炎症を起こしてしまった状態が腸脛靭帯炎です。主に大腿骨外側上顆に痛みが生じることが多いですが、その周辺が痛むこともあります。

外側側副靭帯損傷

外側側副靭帯は、大腿骨と腓骨(すねの外側の骨)を結んでいます。
この靭帯を損傷してしまう外傷を外側側副靭帯損傷と言い、サッカーやラグビーなどのスポーツで他の選手と激しく接触し、受傷するケースが多く見られます。接触のない場合でも、急な方向転換で膝に過度な負担がかかることにより起こることがあります。

外側半月板損傷

半月板はアルファベットの「C」のような形をした軟骨で、膝関節の内側と外側に一つずつあります。外側にあるのが、外側半月板。この外側半月板を何らかの原因で損傷してしまうことを、外側半月板損傷といいます。内側半月板と同様、スポーツ中に受傷することが多いですが、加齢も原因の一つです。

膝上が痛い

大腿四頭筋腱炎(ジャンパー膝)

膝上に痛みを伴う疾患として最も多いと思われるのが、大腿四頭筋腱炎です。
これは、太ももの大腿四頭筋を、膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)に結びつけている腱が炎症を起こしている状態を指します。別名を「ジャンパー膝」とも言い、バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプ動作の多い競技でよく見られます。ジャンパー膝は膝下に痛みが出ることが多いと言われておりますが、膝上にみられるケースも少なくありません。

滑液包炎(膝蓋前滑液包炎)

滑液包(かつえきほう)は袋のような組織で、骨や筋肉、腱などが摩擦しないよう、衝撃を吸収する役割を果たしています。身体のあらゆる部分にある滑液包ですが、膝のお皿の上が痛い場合は、膝蓋骨のやや上にある膝蓋前滑液包が炎症を起こしている可能性があります。その状態が膝蓋前滑液包炎(しつがいじょうかつえきほうえん)です。大腿四頭筋のオーバーユースによって刺激を受け続けることで、炎症を起こすことが多いとされています。

膝蓋大腿関節症

膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)は、膝のお皿である膝蓋骨と、太ももの骨である大腿骨からなる関節です。これらの骨が接している部分には軟骨があり、膝の曲げ伸ばしがスムーズに行えるようサポートする役割を果たしています。
膝蓋骨が正常な位置からずれたり変形したりすることでこの軟骨がすり減り、その結果、痛みや炎症を起こすのが膝蓋大腿関節症です。

膝下が痛い

膝蓋靭帯炎(膝蓋腱炎)

膝蓋靭帯(しつがいじんたい)とは、膝のお皿である膝蓋骨と、すねの脛骨を結ぶ靭帯で、膝の曲げ伸ばしに伴い伸びたり戻ったりします。その際の負荷が蓄積されることによって炎症が起き、痛みが生じた状態が膝蓋靭帯炎です。この疾患は膝上がいたくなる大腿四頭筋腱炎と合わせ、別名をジャンパー膝と言われ、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプを繰り返すスポーツで起こりやすいことが特徴です。また、小さなジャンプ動作を繰り返すランニングを行った際にも見られ、10〜20代の男性に多いと言われています。

オスグッド病

オスグッド病の正式名称は、オスグッド・シュラッター病と言います。10~15歳の子供に起こりやすいこともあって「成長痛」と思われがちですが、実はそうではありません。オスグッド病は、膝蓋靭帯と脛骨の結節部(結ばれた部分)が剥離(はくり)する疾患で、激しい運動によって膝蓋靭帯から脛骨にかかる負荷が大きくなった結果、膝蓋靭帯が脛骨の軟骨ごと剥がれてしまった状態です。

膝の裏が痛い

ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫ができる位置膝の裏がポッコリと腫れ、痛みや圧迫感、違和感(つっぱるような感覚)を感じる場合は、ベーカー嚢腫(のうしゅ)と呼ばれるコブが原因として考えられます。関節には、摩擦を減らし滑らかに動かすために、滑液腔と呼ばれるという袋状の組織で包まれていて、その中は関節液という液体で満たされています。ベーカー嚢腫は、関節内に何らかの要因で炎症が起き、この関節液が必要以上に分泌され、膝の裏にある滑液腔内に溜まってしまうことで起こる症状です。

関節リウマチ

関節リウマチの膝関節リウマチとは悪い細菌やウイルスを排除するはずの免疫細胞が異常をきたし、間違って自分の関節を攻撃して炎症を起こす症状です。腫れや激しい痛みが生じ、放置すると軟骨や骨が破壊されて関節が変形し、関節としての機能が失われてしまう恐れがあります。この病気は、膝裏に限らず全身の関節に症状が出るのが特徴です。

膝痛の方は、この股関節の回る機能を十分に動かす事が出来ないために、ひざが本来の機能ではない体重を支えたり回る運動を肩代わりすることによって、不必要な摩擦が発生し炎症することが痛みの原因となります。

そうなると軟骨がすり減り炎症のため水が溜まったり、周りの筋肉に負担をかけ痛みやひざの変形といった症状に繋がっていきます。

膝痛の改善法

当院ではひざ周りの緊張を取り除き股関節本来の働きを取り戻させる根本的な治療を致します。

また早期の改善や今後もひざ痛が起こらないようにひざの正しい使い方(体操)も合わせて指導致します。

膝痛の治療はてきるだけ早いうちに始め、ほっておかないことが大事です。

姿勢が悪くなり腰痛などを引き起し、悪化してからでは改善が難しくなるためです。

膝に違和感を感じたら当院にお気軽にご相談ください!